- 出演者
- 風間俊介 水卜麻美 小林正寿 平松修造 マーシュ彩 後藤楽々 北脇太基 石川みなみ 池田航 安村直樹 伊藤楽 住岡佑樹 立石諒 松本薫
パリ五輪男子柔道66キロ級決勝:阿部一二三○−●ウィリアン・リマ(ブラジル)。妹・阿部詩が見守った。会場からは「一二三コール」。阿部一二三が合わせ技一本で勝利。2大会連続金メダルを獲得。阿部詩も兄の勝利に喜びの涙。兄・阿部一二三は試合後、涙を流す場面も。阿部一二三は「最高の思い。妹が負けてしまって、すごく苦しい一日になった。妹の分までやっぱり兄ががんばらないとという気持ちでがんばった」とコメント。柔道の五輪連覇は、男女合わせ日本史上8人目の快挙。
パリ五輪・スケートボード女性ストリート。ランで1位につけた赤間凛音(15)はベストトリックの1本目、92.62の高得点でトップを独走。ベストトリックの4本目で14歳の吉沢恋がみせる。今大会最高得点となる96.49を叩き出し逆転。吉沢が金メダル、赤間が銀メダルを獲得。2大会連続で日本勢が金メダルに輝いた。吉沢は「ここまで頑張ってきて良かった」とコメント。
パリ五輪サッカー女子予選リーググループC:日本×ブラジル。後半11分、ブラジルにすきをつかれた日本はフリーの状態でシュートを決められ先制される。しかし後半アディショナルタイム、ブラジルがハンドの反則で日本にPKのチャンス。キッカーは熊谷紗希。これをきっちり決める、さらに19歳の谷川萌々子がブラジルのパスミスを逃さずダイレクトシュート。競合相手に逆転勝利に準々決勝進出へ一歩前進。日本2−1ブラジル。
競泳男子400m個人メドレー決勝。リオ五輪でこの競技、銅メダルの瀬戸大也とオリンピック初出場の18歳の松下知之が決勝にのぞんだ。バタフライ、背泳ぎでは瀬戸が2位。最後の自由形で松下が脅威の追い上げ。初の五輪で松下は銀メダル。日本競泳陣で初のメダル。松下選手は「雰囲気に身をゆだねて、ただ夢中になって泳いだ。最高の思い出になった」、瀬戸選手は「最後バテてしまった」とコメント。
ここまで日本が獲得したメダルは阿部一二三、スケートボードの吉沢恋など。ロンドン五輪のメダリストの松本薫さん・立石諒さんがスタジオに登場。
パリ五輪柔道女子52キロ級2回戦で、阿部詩はウズベキスタンのディヨラ・ケルディヨロワと試合をしたが、谷落としを受け一本負けとなった。会場では、泣き崩れる阿部に対し、健闘を称える「詩コール」が起きた。
今年1月、阿部一二三・詩兄妹は、書き初めでパリ五輪での勝利を誓った。一二三は、投げ技と足技の融合という新たな柔道の展開を作り、体幹を鍛えるためにボールに乗りながらのキャッチボールなどのトレーニングを行なった。一二三は減量にもこだわっており、自分で自炊などもしているという。
阿部詩選手の敗戦から1時間後、兄・阿部一二三選手が初戦を迎えた。母校・日本体育大学の生徒たちの声援の中、決勝に駒を進めた。男子66キロ級決勝、世界ランキング8位のリマ・ウィリアム連覇をかけた最後の戦い。小外で技あり、その1分後に袖釣込腰で技あり、合わせて一本で五輪連覇を成し遂げた。試合直後の阿部は「最高ですね。(詩選手には)なんて言葉をかけていいのか正直わからないが、2人でここまでやってきたのは間違いない。ここまでの道のりは無駄になっていない。妹の分まで金メダルがとれてよかった」と語った。
ロンドン五輪柔道女子57キロ級金メダル、リオ五輪銅メダルの松本薫さんの解説。柔道男子66キロ級決勝での阿部一二三選手について「やっぱり最後は袖釣込腰。相手は研究しているがそれでも投げきってしまう」と話した。通常の袖釣込腰は襟と袖を掴んで投げるが、阿部一二三選手は両袖を持って投げるオリジナルの袖釣込腰。動く相手の手を制して投げる技術が高い。袖釣込腰を警戒した相手の重心が後ろに下がった瞬間に払い腰に切り替えるなど連続技のレパートリーも多く予測が難しい。松本さんは連続技について「モーションが全部いっしょなのでどうくるかがわからない」と話した。
スケートボードの赤間凛音の名前には「エリザベス」の愛称がリズのため日本だけにとどまらないという意味だという。パリ五輪では銀メダル。名前を世界に轟かせた。
神奈川県相模原市のACT SB BARKから中継で吉沢選手のコーチから話を聞く。金メダルについて嬉しいというコーチ。金メダルを決めた大技の映像を振り返り、コーチが技を解説をした。
パリ五輪スケートボード女性ストリートを映像で振り返る。ラン2回の最高得点などで争う。吉沢恋、赤間凛音、中山楓奈、日本人3選手がすべて決勝進出。中山楓奈が大技2失敗。赤間は序盤から好調。吉沢は最高得点で逆転で金メダル。赤間は銀メダル。吉沢選手は「今までにないくらい重い。やっと報われた」と語った。
男子400m個人メドレー決勝にオリンピック初出場の松下知之選手と瀬戸大也選手が出場。前半、世界記録保持者のマルシャン選手が頭一つリードし、瀬戸選手が食らいついだ。自身の世界レコードにならぶ記録で泳ぐマルシャン選手が独走する中、松下選手が2位争いに加わり銀メダルを獲得。瀬戸選手は7位フィニッシュ。
今回パリ五輪 競泳男子400m個人メドレーで金メダルを獲得した松下知之は、去年世界ジュニア水泳選手権の男子400mメドレーで優勝をしている。スタジオで立石さんは「やはり松下は自分のレースに集中していたのがすごく良かったと思います。世界記録保持者のマルシャンより1秒65早いのもすごいです。4年後にはマルシャンとの結果が入れ替わっているかもしれません」などと話した。
五輪初出場で、競泳7位となった平井瑞希は現役高校生で、今月6日まで期末テストを受けていたという。立石さんは「今回スタートをミスってしまって出遅れてしまったのですが、17歳で7位まで行くのは素晴らしいの一言です。4年後に向けてベストタイムに挑んでいってほしいです」などと話した。
速報。今朝5時すぎに始まったパリ五輪フェンシング男子エペ個人決勝。ヤニック・ボレル×加納虹輝。「フェンシング エペ」は、全身がポイントの対象で3ピリオド以内で15点先取、または多くポイントを獲得した方が勝利。終始、加納がリードする展開。15-9で地元選手を破り、この種目、日本勢初の金メダルに輝いた。フェンシング個人種目としては、2008年北京大会の太田雄貴以来16年ぶりのメダルとなった。