- 出演者
- 風間俊介 水卜麻美 小林正寿 平松修造 マーシュ彩 後藤楽々 北脇太基 石川みなみ 池田航 安村直樹 伊藤楽 住岡佑樹 立石諒 松本薫
柔道の会場に登場したのは五輪史上初兄妹同日連覇に挑んだ女子52キロ級の妹・阿部詩。2回戦の相手はウズベキスタンの世界ランキング1位のK.ディヨラ。両親ともう一人の兄も試合を見守る中、試合開始15秒技ありを奪い試合を優勢に進める。しかし試合残り1分海外選手に5年ぶりにやぶれ2回戦敗退。試合後、涙は止まらず、世界の柔道ファンからスタンディングオベーションで賞賛され会場をあとにした。
妹・詩の敗戦から約1時間後、兄・一二三が初戦に登場。日本からも母校・日本体育大学の生徒たちが声援を送る。一二三は初戦から危なげない試合運びで決勝へと駒を進める。迎えた大一番。スタンドには両親に加え、妹・詩の姿も。開始から1分30秒が経過したところで、阿部が仕掛ける。相手の一瞬をすき、技ありを奪うと、その1分後技あり合わせて1本で五輪連覇達成。この快挙に日体大の山本洋祐総監督は「妹の分まで力に変えながら戦った内容だと思う」と話した。試合直後のインタビューで阿部一二三は「最高ですね。正直なんて言葉をかけていいかわからない。でも2人でここまでやってきたのは間違いないし、兄妹で2連覇は叶わなかったけどここまでの道のりは無駄になっていない。妹の分まで金メダルがとれてよかった」と話した。
阿部一二三選手金メダルについて、松本さんは「とにかく今回強かった。ライバルを圧倒する強さだった」、「世界最強の袖釣込腰ですね。これが炸裂してましたね。今回の試合では。本来なら袖釣は襟を持つんですね。だけど一二三選手の場合は両袖を持って、背負いのごとく投げていく。これはなかなか難しいんですけど攻撃は最大の防御なりという言葉があるんですけど、まさにそれを成し遂げている」、「柔道家にとって防御姿勢に近い姿勢なんですけど、一二三選手の場合は防御じゃない。本来なら防御になるところを攻撃できる。これが強さの秘訣」と話した。スタジオで松本さんが袖釣込腰を再現した。
今年1月、書き初めでパリ五輪での勝利を誓い迎えた五輪イヤー。元日からトレーニングを始めた一二三選手が強化していたのは投げ技と足技の融合。足技の強化に重要な体幹を鍛えるためにボールに乗って行っていたのが、キャッチボール。さらに約30mの距離をキャッチボールしていた。一二三選手について、妹の詩選手は「細かくやっていくタイプ」などと話した。2月上旬、五輪前最後の大会に向け減量を始める前日には焼き肉の食べ納め。約7週間で8キロ減量するという。細かくやるタイプという一二三選手には減量を行う際のこだわりもあるという。全部自炊で、作っていたのはタンパク質を多く摂取できる肉にきのこ、野菜お米200gのメニュー。7週間ほぼ毎日食べていたという。さらに全12種類のトレーニングを連続して行うサーキットやサウナスーツの上にトレーナーなどを着て、挑んでいた。中には約10キロのロープを20秒間回し続けるトレーニングもあった。たくさんの努力が実を結び、連覇を果たした。
パリ五輪大会3日目、スケートボードの女子ストリート。中山楓奈が大技に挑戦するが、転倒。吉沢恋が逆転で金メダルを獲得し、赤間凛音が銀メダルに輝き、日本選手2人が表彰台に上がった。吉沢の父の功さんは「あまり見せたことのない喜んだ笑顔だったので、とてもよかった」などと話した。
神奈川・相模原市のスケートボード練習場「ACT SB BARK」から中継を伝えた。吉沢恋が新技練習の際に利用している施設だという。吉沢のコーチの寺井裕次郎さんが登場。8時15分頃、吉沢のメダル獲得の理由について解説。
赤間凛音は2009年に4人きょうだいの末っ子として生まれ、7歳からスケートボードを始め、現在は地元仙台の公立中学に通いながら競技を続けている。「凛音」という名前は、エリザベス女王の愛称「リズ」から来ているという。赤間は、2021年の東京五輪では出場できず、悔しい思いをした。そして、そのときの悔しさをバネに、今回のパリ五輪で銀メダルを獲得した。
男子400m個人メドレー決勝にオリンピック初出場の松下知之選手と瀬戸大也選手が出場。前半、世界記録保持者のマルシャン選手が頭一つリードし、瀬戸選手が食らいついだ。自身の世界レコードにならぶ記録で泳ぐマルシャン選手が独走する中、松下選手が2位争いに加わり銀メダルを獲得。瀬戸選手は7位フィニッシュ。
立石諒さんの解説。松下選手の良かった点を「後半追い上げていく自分のレースができたところが勝因だと思う。松下選手はメドレーの中でも自由形が突出して速い、自分の持ち味をしっかり出してこれたということがすごかった。自由形だけだとマルシャン選手よりも速い」などと話した。
フィニッシュ男子エペ個人決勝。加納虹輝選手は地元フランスの選手と対戦。3ピリオド以内で15点先取、または多くポイントを獲得した方が勝つ個人戦でエペは全身が得点の対象となる。加納選手は先手を取るとその後もリードする展開に。地元の選手を破りこの種目、日本勢初の金メダル。フェンシングの個人種目としては北京大会の太田雄貴選手以来16年ぶりのメダルとなる。加納虹輝15-9ヤニック・ボレル。
サッカー女子予選リーグ第2戦はブラジルと対戦。0-0で迎えた後半11分ブラジルにシュートを決められ先制を許した。後半アディショナルタイム、ブラジルのハンドで日本はPKを獲得。キッカーの熊谷紗希選手が決め同点に追いつくと谷川萌々子選手がブラジルのパスミスを逃さずダイレクトシュートを決め、強豪相手に土壇場の逆転勝利で準々決勝進出へ1歩前進。日本2-1ブラジル。
サッカー男子、勝てば決勝トーナメント進出となる予選リーグ第2戦、日本はマリと対戦。後半37分、細谷選手からのこぼれ球を山本理仁選手が押し込み先制点をあげた。アディショナルタイム、日本はハンドでPKを与えたるがマリが失敗し、日本は2連勝で準々決勝進出を決めた。日本1-0マリ。男子日本代表はあさってイスラエルと対戦。
ここまでの獲得メダル。金4・銀2・銅1。
約91万人が訪れた隅田川花火大会。日中から場所取りをする多くの人の姿があった。おととい開催された隅田川花火大会では約2万発の花火が打ち上げられた。打ち上げ2時間前の東京・台東区浅草の様子。おとといの東京都心の最高気温31.5℃。隅田川沿いの干渉スポットは日中から場所取りのブルーシートがびっしり。観賞場所を見つけられない人もいた。打ち上げ開始30分前に天気が急変。雨が降り始めた。迎えた午後7時、花火大会開始。警視庁によると終了直前、隅田川沿いの立ち入り禁止区域で、花火の燃えカスが原因とみられるボヤがあったが、けが人はいなかった。
9人組ガールズグループ・TWICEが夢のステージへ。14万人が熱狂した初の日産スタジアムライブに密着。全世界約150万人を動員した5度目のワールドツアー最新公演。社会現象を巻き起こした「TT」など全29曲を披露。ワールドツアーのフィナーレを盛り上げる。ナヨンは「いつかTWICEで日産スタジアムに立ちたい!本当に夢の舞台だねってずっと話していた」、サナは「ここにメンバー9人全員で来られた一番意味がある」などと述べた。夢見てきた7万人以上を収容できる日本最大規模の日産スタジアムのステージに立ったのは、海外女性アーティスト初。ライブの最後には花火。本番終了後にライブの感想を聞いた。モモは「日産スタジアムの迫力。ただその景色で鳥肌がたった」、ツウィは「笑ってくれるファンがかわいかったしありがたかった」、ミナは「本当に夢のようなステージに立たせていただいて感謝の気持ちでいっぱい」などと述べた。
高橋文哉がネット通販で起きたハプニングを教えてくれた。ネット通販などを扱う物流会社の新CMに出演。最先端の物流センターに潜入取材した。高橋さんはネットで通販をよく利用するという。高橋さんは「ネットで買い物をする。カートに入れないで全部購入って押してしまう。普通だったらまとまって1つの箱で届く。カートに入れないから1個ずつ届く。Tシャツがほしいと思ってハンガーにかかってる写真しかなかった。こんなにかわいいのにこの値段なんだと思ってポチッとしたら小さいTシャツが届いた」などと述べた。
兄妹での五輪連覇へ。パリ五輪柔道女子52キロ級2回戦:阿部詩●−○ディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)。阿部詩は一本負け。泣き崩れする阿部詩に会場からは「詩コール」が巻き起こった。阿部詩は「あとは兄(阿部一二三)の応援をして、しっかり金メダルをとってもらって。勝っている姿を目に焼き付けたい」と語った。