麻布医院・院長の高橋弘(73)。名門ハーバード大学医学部に学び、後に准教授として教鞭をとる。免疫学、がん研究などを専門とし、74歳の今も東京・港区で地域に愛される現役の医師。朝起きてまずストレッチポールで肩甲骨をほぐす。毎朝必ずピラティスを40分間。血管年齢は実年齢より17歳若い。3段階に分けてお茶を飲む。通常お湯を沸騰させたら100℃。まず70℃で飲む。それぞれの温度で出てくる成分が違う。70℃で出てくるテアニンは脳内の快感ホルモン、ドーパミンを促進しリラックス効果があるため、1煎目はぬるめがおすすめ。2煎目の前に生活習慣病対策に10年間食べ続けている最強野菜スープ。玉ねぎ、キャベツ、ニンジンをたっぷり切ったら鍋へ。ニンジンの葉もスープに入れる。ニンジンの葉にはビタミンCやβカロテンなどの抗酸化物質が老化予防になる。さらにカボチャの種、玉ねぎの皮をだし袋に入れて栄養UP。玉ねぎの皮の茶色の部分にケルセチンという生活習慣病予防の効果が期待できる成分が入っている。玉ねぎ、キャベツ、にんじんは1年中手に入る。1日350g以上の野菜をとると生活習慣病の予防になる。約20分間煮立たせる。野菜スープに調味料は一切入れない。筋肉のもととなるタンパク質は銀タラの西京焼きで。朝ご飯を作り終えたところで緑茶2煎目。2煎目は90℃ぐらいで、お茶から多く溶け出るのがカテキン。抗酸化作用があり、風邪・生活習慣病予防が期待できる。お茶が苦くなるが、お茶漬けで使う。白米のアミノ酸や糖分で苦みが和らぐ。3煎目は100℃で入れてカフェインが溶け出る。穏やかな集中状態が作られる。