松田房美さんの台所を紹介。宮崎県の一戸建てで、赤い大鍋がある。松田さん家族で大鍋を囲むのが日曜日の習慣だった。松田さんは母の代から美容師で地元で40年働いている。ご近所や親戚からのおすそ分けが家の前にあり消費すべく赤い大鍋でなんでも作っているという。大食漢の夫と食べるのが大好き娘4人だったので大きな赤い鍋を購入した。日曜におすそ分けを大鍋で食べることが週間になり月曜日朝に余った分を1人暮らしの近所や親戚におすそ分けするまでがセット。気の優しい夫は去年3月、前の晩にいつも通りに大鍋を囲んだ次の日の月曜に命を絶った。呆然としていたが松田さんは大鍋に気づき夫といつもしていたようにおすそ分けに向かったという。亡くなって1年あまり変わらず日曜の大鍋は続いているという。軟骨入りコラーゲンのスープをいれ何でもいれるおでんを思い出を話しながら食べ、月曜の朝におすそ分けする変わらない日常が松田さんの支えになるということ。