解説委員・清永聡が解説。成人年齢の引き下げで成人式などの記念行事が多様化している。新成人の数は平成18年生まれで109万人となっている。成人式の対象年齢が18歳か20歳かについて法務省は各省庁と協議会を作って検討したが、18歳だと高校3年生のため大学入学共通テストの直前ということで、関係する業界団体などのヒアリングでは20歳のままを求める意見も相次いだ。実際に成人式を行う地方自治体を調査すると、多くは若者の参加しやすさを理由に対象年齢を20歳を維持していた。ただ成人が18歳になったことで、誤解しないよう名称を変更した自治体もある。埼玉県の場合、34市町村が「二十歳の集い」、8市町が「二十歳を祝う会」という名称を使っていた。また、地域によっては正月やお盆に成人式を実施している。