続いて訪れたのは神奈川県の汐入駅。横須賀の名所にほど近い駅で話を聞くと「どうしても朝になってしまう、三崎港の朝定食がオススメ」という。話を聞いたドライバーさんは、自分の知り合いがよくそこに行くので電話して見ると申し出てくれた。後日1日おきに定食屋さんに足を運ぶ田中さんに話を聞くと、平日は月・木・金のみ営業で平日の方がリーズナブルに食べられるという。案内してもらった三崎「魚市場食堂」は一見すると入りにくい場所にある。この日のメニューはマグロのすき身とワラサのカマ焼き。ワラサのカマ焼きに関して田中さんは「市場ならではだよね」と話してくれた。
再び汐入駅前で取材を行うと、珍しいお店に連れて行ってくれるという運転手三の大渡さんと出会う。お店はお好み焼き屋で、三浦海岸が一望できるお店だという。大渡さんはキャリア50年の大ベテランだが、大渡さん同様のベテランドライバーがいるのだと話してくれた。案内してくれたのはなかなかわかりにくい場所にある「かぼっちょ村駅」というお店。大渡さんの言う通り非常に景色が良い。お店はご主人の趣味で電車にまつわるものが多く置かれている。お店は自分で鉄板で焼くスタイルだという。常連さんは「地元でなくてはわからない」と話してくれた。大渡さんが注文したのは「かぼっちょ村駅特製」。大渡さんは「海鮮の旨味が出てる」と感想を話してくれた。