大分・くじゅう連山では4月20日に大船山の山開きが行われ、雨の中多くの人が集まり万歳三唱を行う様子が見られる。一番の年長が万歳三唱を行う中、最年長となったのは89歳の阿部誠さんだ。阿部さんはライフワークのような存在と話した。登山歴は70年に登り、今も山開きの日に備えて週3日4kmを歩く姿を見せている。1人暮らしでも食事も考えているのだという。そして、登山当日は険しい雨の中大船山の山頂へと進んだのだった。周囲からは89歳でも元気な姿を見せる様子にすごく力をもらえますと話す声が聞かれ、阿部さんはこの年になって山に登れることがすばらしいと話す様子を見せていたが、九重山にかけて93歳までは現役であり続けたいという。山頂の万歳三唱は74年前に第1回の山開きの日に登った人達が登頂の喜びを表すために始めたものだという。