2015年8月、瀬戸内寂聴さんは書斎へ行けるまで足腰が回復した。古い病歴まで書くことにし、友人に連絡すると記憶から抜け落ちていた病がたくさんあった。53歳の時にはくも膜下出血になり、今でも動脈瘤がふたつある。瀬戸内さんは突然に長寿の自己分析を始め、51歳で出家して以来セックスしていないので、もしセックスしていたら途中でどうにかなっていたと思うと笑いながら話した。書き上げた原稿を見て、正確に書いているが面白くないんじゃないかと語った。
瀬戸内寂聴さんは日増しに元気を取り戻し、リハビリの目標は家の周りを散歩する事に変わっていた。そんな中で安保法制デモに飛び入りで参加するために上京した。今行かなきどうしようもないと思ったと話した。瀬戸内さんは戦争の空襲で母親を失い、自身も中国・北京で終戦を迎え、命からがら引き揚げて来た。喜ぶ若い人たちを見て、行って良かったと感想を話した。晩節を汚すって事はないんですかとのディレクターの質問に、ないと笑いながら語った。
瀬戸内寂聴さんは日増しに元気を取り戻し、リハビリの目標は家の周りを散歩する事に変わっていた。そんな中で安保法制デモに飛び入りで参加するために上京した。今行かなきどうしようもないと思ったと話した。瀬戸内さんは戦争の空襲で母親を失い、自身も中国・北京で終戦を迎え、命からがら引き揚げて来た。喜ぶ若い人たちを見て、行って良かったと感想を話した。晩節を汚すって事はないんですかとのディレクターの質問に、ないと笑いながら語った。