新たに自民党総裁となった高市氏だが、待ち受けるのは茨の道。衆参両院で少数与党という厳しい状況の中、待ったなしの物価高対策など実行力を発揮できるかが問われる。先程行われた会見で記者から最初に問われたのは、野党との連携についてだった。高市氏は15日にも行われる総理指名選挙の前に、連立交渉を急ぐ考えを改めて強調した。日本の伝統的な国家観や価値観を重視する高市氏は、今回の総裁選で「靖国神社参拝」についての明言を避け「物価高対策」に力を込めた。ガソリンの暫定税率は、石破政権で年内廃止を立憲・維新・国民民主・共産と合意したもの。また「年収の壁」引き上げは、自民・公明・国民民主の3党が178万円への引き上げを目指すことで合意している。積極的な財政出動も掲げるが、衆参で少数与党になり野党の協力が欠かせない中、まず野党が掲げる政策を進めていくよう。立憲民主党の野田佳彦代表は「高市さんはガッツのある人。野党が一致すれば、政権交代の可能性はなくはない」などとコメント。国民民主党の玉木雄一郎代表は「我々が言っていたことについて、かなり尊重する旨の発言もされていた。政策協議にはしっかり向き合っていきたい」などとコメント。公明党の斉藤鉄夫代表は「首班指名までに連立の拡大と言われているが、連立政権には政策と理念の一致が不可欠」などとコメントした。高市氏は政治家になる前、テレビ朝日の番組に蓮舫氏といっしょに出演していた。高市氏はその後参院選に出馬するが落選。政治評論家に肩書を変え、テレビ朝日の「朝まで生テレビ!」に出演していた。翌年に高市氏は無所属で衆議院選挙に初当選し、同期には安倍元総理がいた。初当選から13年、第一次安倍政権で沖縄・北方担当大臣として初入閣。それ以降、女性初の自民党政務調査会長や総務大臣に就任した。総務大臣の在任期間は歴代最長。
