高校1年生の石井さんは、中学2年の時に、横紋筋肉腫と診断され、1年にわたる入院生活を送っていた。入院生活では、院内学級の授業が行われていたが、体調がすぐれないと欠席せざるを得ず、あまり授業を受けられなかった教科もあった。復学して約1年が経つが、大学受験までに遅れを取り戻せるか、不安だという。入院中や退院後に、1人1人の状況に応じて、学習をサポートする手助けが必要だと感じている。闘病中や治療後の子どもたちがどのような支援を必要としているか把握するため、こども家庭庁は新年度、子どもを対象にした初めての全国調査を実施する方針を固めた。子ども本人への直接の聞き取りやアンケートなどを通じて行われる。