虐待に苦しむ若者の避難先・一時保護所を巡っては、携帯電話の使用などにも制限があるため入所を望まない若者が、トー横などに流れ犯罪に巻き込まれるケースが問題となっている。こうした問題を受け、政府は新たに「こども若者シェルター」を創設し、今年度からトー横キッズのような家庭に居場所がない子どもや若者に宿泊場所などを提供する事業を始めた。一方、親とのトラブルを懸念する自治体もあることから、こども家庭庁が親権の専門家などの有識者を交えた検討会を、来月にも立ち上げることが分かった。現在の枠組みでは、対応が難しいケースの新たな受け皿となることが期待される。