赤澤経済再生相が先週ワシントンで行った閣僚交渉で、アメリカ側は関心を持つ農産物として、コメ・肉・じゃがいもなどを列挙したことが分かっており、今後の交渉ではこうした農産物のアメリカからの輸入拡大が焦点の1つになるとみられる。政府内では米農家への影響を抑えられるよう”「ミニマムアクセス」と呼ばれる既存の輸入制度の活用を検討してはどうか”との意見や”コメ以外の大豆・トウモロコシなどの輸入拡大も選択肢の1つではないか”との意見が出ている。政府は今月中の実施を目指す次回の交渉に向け、農産物の分野での対応策を慎重に検討していくことにしている。