意思決定力テスト。「当時、吉野家・牛丼 並盛380円。あなたが吉野家ならどうしますか?」。永野さんは「値下げすべきではない」と答え、値下げ合戦は囚人のジレンマであると主張した。囚人のジレンマは2人がそれぞれの自身の利益を一番に考えた選択をするとお互いに協力した場合より悪い結果になる。安藤さんは「350円くらいにして高級店のブランディングをやりながら実行し、期待値通りいくか見て判断する」と答えた。当時の吉野家の意思決定は価格を据え置き。もともと票号を早い・うまい・安い。うまさに戻り票号をうまい・安い・早いに変え美味しい牛丼を提供することを決めた。結果は惨敗。2009年12月の吉野家全体の売上は前年比-22.2%。吉野家は客が離れないと考えるも実際には牛丼は安い食べ物の代名詞で安さが求められたため安いすき家・松屋に流れた。
