寒気が入り放射冷却が強まったため今朝は各地で今シーズン1番の冷え込みになり、最低気温は名古屋で2.1℃と12月下旬並みに下がった。この冷え込みで名古屋地方気象台では初氷を観測。平年より2日早く去年より11日早いという。各地で冷え込みが本格化するなか、北海道・函館市の熱帯植物園では冬の風物詩「サル山温泉」が始まった。この温泉には神経痛や皮膚病に効くと言われている湯の川温泉の源泉を引き込み、職員が毎日41.5℃に調整していて温泉に1日中使っているサルもいるという。一方、先週金曜日、北海道の網走地方を中心に肉眼でオーロラが観測された。地元の展望台によると約20年ぶりだという。また名寄市でも夜空が赤色に染まる光景が。オーロラは太陽の表面で起きる爆発現象「フレア」によって放出された電気を帯びた粒子が地球の大気とぶつかり発光する現象。太陽の表面で大きな爆発が起きたときには北海道など低緯度の地域でも観測されることがあり「低緯度オーロラ」と呼ばれている。この週末、北海道内は厳しい冷え込みとなり、幌加内町では今季最低の-23.2℃を記録した。東京でも最低気温が4.1℃となるなど各地で今シーズン一番の冷え込みとなった。今週は日に日に気温が上がり、週末は10月並みの暖かさになる。