タモリらは愛媛・宇和島で「”ギザギザ”は宇和島に何をもたらした?」に迫った。タモリらが船に乗ること20分、山の斜面に段々畑が広がる島が見えてきた。この段々畑で作られているのはサツマイモ。米がとれない宇和島では水がなくても育つ作物を作るしかなかったためである。2代目・宗利は、通常、畑の作物に税がかけられるところを無税に。一方、海でとれる魚に関しては税を徴収した。こうした政策により、宇和島藩はピンチを脱していったという。次第に、ギザギザな地形を活かした海では養殖が行われるようになり、昭和30年代に水道が整備されると段々畑は柑橘類を育む場所へと生まれ変わった。