価格が高止まりするコメ。神奈川・横浜市のスーパーを取材すると、5キロお米すべて4000円を超えていた。客から聞かれたのは、今月政府が発表した21万トンの備蓄米の放出による値下がりへの期待。担当者からは「仕入れている問屋さんが備蓄米を安く仕入れられる確定もない。まだちょっとずつ(価格が)上がる状況は続きそう」などと語った。きのう農林水産省では現場からの意見を聞き取る会議が開かれた。参加したのは生産者、JAなどの集荷業者、卸売業者、弁当など生産業者など。卸売業者からは「備蓄米が動くが現在も去年のコメの確保が十分ではない」「現場で混乱が続いている」との不安の声も。生産者は「夏場の不足が続くことが心配」などの懸念の声も。こうしたコメ市場の状況からボリューム満点の弁当が売りの町の惣菜店では2度の決断を迫られた。1度目はアメリカ産の輸入米への変更。しかし輸入米も高騰でやむを得ず2度目の決断で、価格を据え置くため50グラムのコメを減らした。
住所: 東京都葛飾区高砂3-12-17