トランプ氏の勝利でなぜ日本の株価は上昇したのか。きのうの日経平均株価はトランプ氏優勢の報道が出たあたりから上がりはじめ終値は前日比+1005円、3万9480円となった。トランプ氏は法人税減税、輸入関税を上げるなどの政策を訴えている。こうした政策が景気をよくするという期待から米国の株価も大幅に上がっている。では、なぜ日本の株価もあがったのか。好景気への期待もあるが、景気過熱、物価上昇の懸念から金利は上がる。金利があがれば円安になる。円安になると日本の輸出企業にとっては儲かるので、株価を引き上げる。しかし米国もインフレになり財政悪化も心配されてる。日本についてもトランプ関税が心配。輸出企業は円安でメリットがあるとはいえ米国が関税をあげれば価格があがり日本のものは売れなくなる。みずほリサーチ&テクノロジーズの酒井才介主席エコノミストは「楽観視しすぎでは?日本にとって貿易関税がマイナス方向に働く可能性もある」などと指摘。