東京・豊洲市場では毎年1月5日に行われる新春恒例マグロの初競りが行われた。今年は元日に発生した能登半島地震を受け競りが始まる前に黙祷が行われた。多くの業者が集まる中、競り場には2019年に史上最高値の3億3,360万円で競り落とした「すしざんまい」を経営する「つきじ喜代村」の木村社長や、3年連続で一番マグロを競り落としている水産仲卸業者「やま幸」の山口社長の姿も。最も高い値を着けた「一番マグロ」は青森県・大間港で水揚げされた238キロの本マグロで、1億1,424万円と4年ぶりに1億円超えの高値をつけた。都内で寿司店などを経営する「オノデラグループ」と水産仲卸業者「やま幸」が4年連続で競り落とした。山口社長は「年末から色んなところから話を聞いていて、思い他景気の良さを感じていて、僕自身は(1億円超えを)予想していた」と語る。