先月始めは大漁に売られていたスルメイカ。しかし、先月下旬には函館市の鮮魚店で「今年最後のイカになるかも」の文字が。イカの釣り堀は休業となっている。先月22日に行われた漁協説明会では、イカ漁を行う漁師たちから怒りの声があがった。水産庁は先月31日、豊漁のため年間の漁獲量が上限に達したためとして、11月1日から来年3月まで小型船によるスルメイカ漁の停止を命じた。北海道では漁が始まってすぐに全国の漁獲高が上限に達したという。函館市や青森県などは水産庁に要望書を提出した。審議会で増枠が決まったが、すでに増えた枠以上の漁獲量となっているため漁は停止のままとなった。影響は飲食店などにも及んでいる。
