ビール大手3社は、来年4月からビールや缶チューハイなどを最大で10%程度値上げすると発表した。発表によると、来年4月以降に出荷または納品するビールや発泡酒、それに缶チューハイなどを対象に、アサヒビールは5%〜8%、キリンビールは5%〜12%程度、サントリーは4%〜11%、それぞれ出荷価格を引き上げるという。これはアルミなどの資材価格に加え、配送にかかる物流コストなどが上昇しているためで、ビール各社は「事業全体でコストの削減や生産性の向上に努めてきたが、企業努力だけで上昇分を吸収することが困難となった。品質の維持と安定的な供給を続けるため、価格の改定を決めた」などとしている。