京都産業大学・高橋准教授によるとスズメバチの巣は集合住宅ではベランダの角や通気口などの雨風が凌げる場所。高さは4階に相当する約15mより低い階層。戸建てでは屋根裏や庭木などあらゆる場所に作る可能性がある。習性として環境が良ければ同じ場所に何度も作る可能性がある。遭遇した場合、ハチが興奮していない場合は静かに距離を取ること。興奮状態の場合は走って逃げた方が良いとのこと。振り払ったり大声を出すことはNG行為。ハチは黒い物に反応するため白色を身に着けた方がリスクを下げれる。髪が黒い場合も帽子などで隠した方が良く、整髪料なども刺激を与える要因になる。ハチは光に移動する傾向があるため、部屋に侵入した場合は部屋の電気を消してカーテンを閉めて暗くしてから窓を開けると出ていきやすい。もし刺されば場合は、傷口を洗ってから指でつまんで毒を取り出すことが大切。腫れや痛みがある場合は冷やすことで和らぐ。最も注意が必要なのがアナフィラキシーショックで、約15分以内に呼吸困難などの症状が出るため、もし出た場合は救急搬送が必要。過去1度でも刺された事がある人は注意が必要。過去に刺されたかどうか分からない場合は血液検査で抗体を確認することができる。