滝田さんは「今回「化石賞」を選んだのは日本だけでなくアメリカやニュージーランドも選んでいるが、環境問題でマンネリズムという感じがしてしょうがない。日本は燃焼効率の高い火力になってくるわけで、これはとても重要な戦略。「アジア・ゼロエミッション共同体」という名前で推進している。2030年に再生エネルギーを3倍に増やすということだが、現実的な道筋が大切。いま起きているのはロシアから天然ガスの供給がストップしたドイツが天然ガスを買い漁っている。アジアの国々は石炭火力に頼らざるを得なくなっている。この状況を忘れてる環境団体はどうかしてると思っている。今回のCOPで注目されるのはアメリカのエネルギー省が音頭を取って日本・韓国・イギリスなどの22カ国の間で2050年までに原子力発電所のキャパシティを3倍に増やす宣言をまとめた。2050年、カーボンニュートラルと言っているが、その達成のためには再エネと合わせて持てる技術を総動員するのがいいのではないか。」などと述べた。