南米のペルーで開かれていたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の閣僚会議は日本時間のけさ閉幕した。会議には米国、中国など21の国と地域が参加した。会議の場で日本はWTO(世界貿易機関)などのルールに基づいた貿易体制の重要性などを訴えた。ほかの多くの国からも自由貿易体制を重視する意見が出されたが会議で採択される予定だった共同声明を巡っては折り合わず、引き続き調整が行われることになった。貿易や投資に関する文言などを巡って意見がまとまらなかったものとみられる。日本時間の今夜からはAPECの首脳会議も始まる。自由で開かれた貿易や投資の推進を掲げてきたAPECの場で一致点を見いだせるかが焦点となる。