APEC会議が開催され、17日に首脳宣言が採択され閉幕した。最も注目されたのは米中首脳会談で、軍同士の対話について閣僚レベルを含む対話を再開することで合意がされた一方で、台湾問題については双方が主張を述べ合う展開となった。バイデン大統領は来年1月の台湾総統選挙に介入しないよう要求したのに対し習近平国家主席は台湾問題は両国間で最も重要で敏感な問題だとして米の用心訪問や武器供与等を牽制した。1年ぶりとなる日中首脳会談では日本産水産物輸入停止措置について岸田総理は即時撤廃を求めた一方で、習首席は処理水放出に懸念を表明したが両首脳は今後対話を通じて解決方法を見出すことでは一致した。