サッカーW杯のアジア2次予選で日本は北朝鮮と対戦する。あすは国立競技場、26日は13年ぶりに北朝鮮の金日成競技場で試合を行う。対戦成績は日本の8勝7敗4分。去年のアジア大会では準々決勝で対戦し、北朝鮮のラフプレーにイエローカードが多く出た。後半27分の給水タイムでは北朝鮮の選手が日本のドリンクを強奪してイエローカードを受けた。試合終了後には北朝鮮の選手が審判に詰め寄り、世界に波紋を広げた。先月行われた女子のパリ五輪アジア最終予選でも日本と北朝鮮が対戦したが、明らかなラフプレーは見られなかった。北朝鮮はサッカー振興に力を入れており、サッカー女子が東アジアカップで優勝した時は、金正恩氏が空港で出迎えた。2013年には平壌国際サッカー学校を創設し、金正恩氏も視察に訪れている。元北朝鮮代表の鄭大世氏は日本が対戦相手だと命をかける勢いだと語っている。国内のトップリーグに参戦し、海外の指導者を呼んで実力を上げ、試合前日でもハードな練習を行っているという。