オリンピック初出場となるバドミントン女子シングルス・大堀彩選手にインタビュー。12年前の世界選手権世界ジュニア選手権では、金メダルが奥原選手、銀メダルが山口選手。大堀選手は銅メダルだった。大堀選手は2月の国際大会で5年ぶりに優勝すると今月、オリンピック前最後の大会でも優勝を果たした。ジュニア時代から大堀の前に立ちはだかっていたのが1学年上の奥原希望と、1学年下の山口茜。そんな2人との差が決定的となったのが2021年。主要国際大会全てに派遣されるA代表から出場機会が半分に減るB代表に1年間、降格となった。その時には引退を考え、そしてそれ以降「これが最後の試合」と毎回思っていたという。パリオリンピックの選考レースでも「これが最後の試合」という覚悟で臨み、最後の試合と思うことで後半あと一歩粘れるように。すると去年10月にはアジア大会で銅メダルを獲得するなどオリンピック選考ランクは半年で大幅にアップ。3月に行われた日本代表残り1枠をかけた試合で、僅差で3番手につける奥原希望選手と対戦して逆転勝利した。大堀選手は「今までの苦しかった時期も、神様が見てくれていたんだなと思う」などと語った。