東京・日野市にあるお店「四八天丼」。そこでは大きな具材の激安の天丼が振る舞われていた。安さの秘密は参道を行き来する従業員の姿にあった。四八天丼は高幡不動の参道に位置するため参拝を終えた客が多く訪れる。店一番の人気メニューは「四八天丼」。大きなエビ、アナゴ、イカなど5種類の具材が乗って620円。30年間継ぎ足してきた秘伝のタレが食欲をそそる。2年前に40円値上げしたがその後小麦や卵など仕入れ値が高騰したという。丼からはみ出す大きさの穴子天丼は680円。すべてのメニューが2年間値上げしていない。安さの秘密に迫る。
開店2時間前、店長の渡辺さんはやかんを持ちなぜか外へ。参道を横切り向かったのはそば店。そのまま厨房に入っていった。実はこちらのそば店は天丼店の姉妹店。天丼店の厨房が狭く、調味料を置く場所や作るスペースもないという。その理由は店内を広くするため、客を少しでも多く店に入れて薄利多売で利益を確保していた。厨房が狭いためそば店と天丼店を何度も行き来する店長と従業員の姿が。昼の営業のために6往復していた。さらにそば店の倉庫には天ぷらの具材が。食材はそば店と合わせて大量に仕入れることで安く配送代を抑えることができる。また、店長と従業員2人で店を切り盛りすることで人件費を抑えているという。開店から1時間後5キロは炊ける炊飯器が空に。狭い厨房にもう一台炊飯器を置くスペースはない。すると空になったご飯釜を持って店の外へ。向かったのはもちろん向かいのそば店。向かいのそば店で炊いてもらったご飯5キロを釜へ移し、急いで戻る。午後1時、2回めの補充。経費削減のカギを握るのは従業員の体力だった。価格を上げず安さを守り続けるためには天丼店とそば店の間を行き来する従業員たちの日々の努力があった。
開店2時間前、店長の渡辺さんはやかんを持ちなぜか外へ。参道を横切り向かったのはそば店。そのまま厨房に入っていった。実はこちらのそば店は天丼店の姉妹店。天丼店の厨房が狭く、調味料を置く場所や作るスペースもないという。その理由は店内を広くするため、客を少しでも多く店に入れて薄利多売で利益を確保していた。厨房が狭いためそば店と天丼店を何度も行き来する店長と従業員の姿が。昼の営業のために6往復していた。さらにそば店の倉庫には天ぷらの具材が。食材はそば店と合わせて大量に仕入れることで安く配送代を抑えることができる。また、店長と従業員2人で店を切り盛りすることで人件費を抑えているという。開店から1時間後5キロは炊ける炊飯器が空に。狭い厨房にもう一台炊飯器を置くスペースはない。すると空になったご飯釜を持って店の外へ。向かったのはもちろん向かいのそば店。向かいのそば店で炊いてもらったご飯5キロを釜へ移し、急いで戻る。午後1時、2回めの補充。経費削減のカギを握るのは従業員の体力だった。価格を上げず安さを守り続けるためには天丼店とそば店の間を行き来する従業員たちの日々の努力があった。