スコットランドでゴルフを満喫するトランプ大統領。連日ニュースで取り上げられるなど過熱ぶりを見せるエプスタイン事件。発端は30年ほど前に遡る。1990年代、トランプ氏と親しげに談笑する資産家のエプスタイン氏。クリントン元大統領や英王室のアンドリュー王子、さらに政財界の大物とも親交があった人物。しかし2019年、少女らへの性的虐待の罪で起訴され、翌月勾留中に死亡。自殺とされたが憶測が飛び交い陰謀論が囁かれる。大物政治家らを含む少女売春の顧客リストが存在し、口封じのために殺害されたというもので、背後に闇の政府が存在するという。去年の大統領選、トランプ氏は陰謀論に便乗するかのように“闇の政府解体”を公約に掲げ、エプスタイン事件の資料公開を名言していた。熱狂的支持者MAGAを中心に、トランプ氏が大統領になれば真実を暴いてくれるという期待が膨らむ。ところが、政権発足後トランプ政権は新たな情報を公開せず国民の苛立ちはつのる。そこに追い打ちをかけたのがイーロン・マスク氏。SNSで「トランプ氏の名前が顧客リストにあり資料が公開されない理由はそれだ」と投稿。そして先月、顧客リストは存在せずエプスタイン氏は自殺だったとトランプ政権は断定。陰謀論を否定。
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