名人はセントルイス万博で世界一になった通称「遠州小落花」を育てている。この地で遠州小落花が盛んに作られていたのは1900年頃。当時は約440haの落花生畑があり主に輸出用作物として栽培されていた。1904年セントルイス万博で世界一に輝くもその後続々と新品種が登場し名人が帰国した時にはすでに生産が途絶えていた。しかし世界一のピーナッツバターを作る夢を諦めきれなかった名人はかつて遠州小落花を作っていた農家を訪ね歩き自生していた遠州小落花をひと握り分けてもらって栽培を開始。農業経験ゼロだった名人は約100年前の文献の栽培記録を読みあさり、地域で採れるものを再利用して畑を肥やしたという。栽培開始から約3年、ようやくピーナッツバターが作れるほどの落花生が実った。落花生は花が咲いた順番で風味が全く違うため名人はそれぞれをブレンドするこだわり。また素材の味を活かすためピーナッツ100%にこだわっている。名人オススメの食べ方は、エルヴィス・プレスリーが好んで食べたというエルヴィスサンド。パンにピーナッツバターを塗りその上にベーコンとバナナをのせる。
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