今年誕生30周年を迎えたデジタルペット「たまごっち」は、1996年11月に発売されると女子高生たちの間で人気に火が付き、わずか8か月で国内外累計1000万個を販売した。入荷されるとすぐに店頭から姿を消し、「手に入らない」と騒がれるほどの社会現象となった。その後約2年半でブームは収束するものの進化を重ねながらヒットを繰り返し、去年7月にはシリーズ累計出荷数1億個を突破した。そんなたまごっち30年の歩みを辿る「大たまごっち展」が、東京の六本木ミュージアムで開催されている。歴代シリーズの展示はもちろん、開発当時の貴重な資料も公開されている。中山秀征が会場を訪れ、バンダイトイ事業部企画チームの青柳知里さんに話を聞いた。当初は男の子向けのおもちゃのアイデアとして企画書が出されたが、90年代当時のトレンドセッターが女子高生だったためターゲットが切り替えられたという。当時おもちゃ業界では100万個で大ヒットと言われたがたまごっちは4000万個と想定外の売れ行きを見せ、「十分な在庫を用意できず申し訳ありません」との謝罪広告を新聞に出したという。2004年に進化を遂げ復活した際は、ターゲットを小学生に切り替えたという。2025年発売の「Tamagotchi Paradise」は右上にダイヤルがつき、回すと4段階で世話をすることができるようになった。
URL: http://www.aflo.com/
