アメリカ・大統領選挙は5日投票日を迎える。直前まで異例の接戦を繰り広げる中現地から最新情報を伝える。アメリカ・フロリダ州パームビーチはトランプ前大統領の邸宅・マールアラーゴがある街として知られている。5日夜、トランプ陣営が主催する選挙結果を見守るためのパブリックビューイングが行われる予定。周辺の警備体制はすでに強化されていて頑丈な鉄のフェンスの設置作業が進められている。トランプ氏は5日夜、この会場に登場するとみられている。投票日前最後の週末、トランプ氏は激戦州を飛び回った。4日はノースカロライナ州、ペンシルベニア州、ミシガン州で集会を行った。トランプ氏は3日、アメリカメディアに対して「十分なリードを保っている。投票日の夜には勝者がわかる」などと話すなど強気な姿勢をみせている。一方で気になる動きとして中西部・アイオワ州地元紙がおこなった最新の支持率の調査でハリス氏が逆転、トランプ氏を上回った。アイオワ州は過去2回の大統領選挙でいずれもトランプ氏が勝利を収めた州。世論全体に影響を与える可能性も否定できない。背景にはトランプ氏が最近の演説で行った女性を軽視するような発言が影響したと指摘されている。ハリス陣営はバイデン大統領がトランプ支持者を「ゴミ」と表現したと受け取られるような発言が波紋を広げている。両陣営とも直前まで投票先を迷っている有権者を取り込む上で一つ一つの発言が命取りになりかねない。郵便投票の開票作業も考慮すると結果判明までには数日かかる可能性がある。
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