ASEAN諸国との外相会議に出席するためマレーシアを訪れているアメリカのルビオ国務長官と中国の王毅外相との会談が先程から始まった。両者が対面で会談するのはトランプ政権発足後初で、関税・台湾などをめぐり意見が交わされているものとみられる。トランプ政権の関税措置をきっかけに対立し互いに100%を超える関税をかけあう事態になっていたアメリカと中国は貿易摩擦が激化し緊張が高まっていたが今年5月、双方が関税を大幅に引き下げ来月中旬までの90日間で協議を進めることで合意した。アメリカ側は来月上旬にベッセント財務長官やラトニック商務長官らが出席して中国と貿易協議を行うとの見通しを示していた。ルビオ国務長官は対中強硬派として知られ、その言動を問題視した中国政府から5年前に制裁を課されていた。トランプ大統領は8日、中国との良好な関係づくりに意欲を見せている。今日の米中外相会談でどのような意見が交わされるのかが焦点となる。
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