- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 星麻琴 押尾駿吾 吉岡真央 菅谷鈴夏 野口葵衣
オープニング映像。
一時、大雨の特別警報が出た鹿児島県。住宅に土砂が流れ込んで倒壊し、1人の安否が分かっていない。現地では被害の全体像が把握できないほどの事態になっている。現在の霧島市の様子を中継で伝えた。現地は午後7時ごろからまた雨が降り始めて、午後8時ごろから、急激にその雨足が強まったが、10分ほど前にようやく雨が弱まった状態。市内では断水する地区というのが広がっており、給水所が設けられ給水車が現在3台設置されている。一時、当初は断水していなかった地区でも、午後7時ごろから急に水が出なくなったという、住民の方の声もあった。霧島市隼人地区では、午後8時現在の時点で、全域で断水しているという。給水所は夜11時まで、あすは午前9時から開設される予定だ。
記録的な大雨になった鹿児島県。明け方にかけて、線状降水帯が相次いで発生した。鹿児島市を流れる思川では午前5時ごろから水かさが上がり、川の脇の道路まで水があふれた。午前4時過ぎの鹿児島県霧島市は大雨で道路が冠水しており、気象庁は霧島市に大雨の特別警報を発表し、午後1時半に大雨警報に切り替えた。午前6時過ぎの霧島市国分府中町では道路が水につかり、用水路から水があふれている様子が写っている。撮影した男性は、ここまで降ったのは初めてで、かなりびっくりしたと話していた。霧島市福山では12時間に降った雨の量が495ミリと、統計を取り始めてから最多に。平年8月の1か月分の1.5倍を超える雨が僅か半日で降った。各地で被害が出ている。鹿児島県姶良市では午前4時45分ごろ、土砂で家が崩れて中に閉じ込められていると消防に通報があった。消防によると、この家には4人が住んでいて、このうち高齢の母親と次女の2人が救助され、父親の無事も確認されたが、30代の長女の行方が分からなくなっている。女性はまだ見つかっておらず、警察は夜に入っても捜索を続けている。
鹿児島・霧島市の土砂崩れが起きた現場では山の斜面は大きく崩れ、岩や折れた木々なども確認できる。姶良市の市街地を流れる網掛川では、護岸の一部が大きく崩れ、信号機が傾いた。住宅が建ち並ぶこの地区では、水がおよそこの高さ1.5メートルまで水につかったという。大雨の影響で断水も起き、姶良公民館では給水を待つ人たちで長い列が出来ている。姶良市では水を送るための配管が破損し、午後8時現在、市内のおよそ1万7000戸で断水が発生しているという。復旧の見通しは立っていない。断水は霧島市でも。午後8時現在、2万戸余りで断水が発生しているという。霧島市内の銀行店舗でも、床上浸水の被害を受けて、ひざ丈くらいまで水が来ていたということ。また別の銀行では、浸水の影響でATMがすべて故障。夕方まで片づけに追われていた。被害の全容はまだ分かっていないが、霧島市には、住民から浸水被害の情報が多数寄せられているが、被害を受けた建物の数は把握できていないという。
今回の記録的な大雨はお盆の時期を迎え、移動する人たちにも影響を及ぼした。鹿児島空港では朝から欠航が相次ぎ、大きな荷物を持った人たちの長い列が出来た。福岡県から鹿児島空港を経由して、奄美大島に帰省するつもりだったという家族は「しかたがない、これも旅行という感じで受け止めている」とコメントし、バスに乗り込んでいった。
きょうは全国各地で大気の状態が不安定になった。石川県で撮影された映像では厚い雲から漏斗状の雲が延びた様子が映っていた。気象庁は羽咋市の沖合で竜巻が発生したと見られるとしている。関東でも午後、天気が急変。東京・渋谷や赤羽も一時豪雨に見舞われ、関越自動車道の新座料金所は車を運転するには注意が必要な状況となった。そして、夏の全国高校野球も雨に見舞われた。第3試合は、4回に中断し試合再開に1時間以上を要した。
鹿児島ではこの時間、再び発達した雨雲がかかっている。一時大雨特別警報が出された霧島市にある鹿児島空港も先ほどまでは大粒の雨が降っており、午後9時までの1時間には13ミリの雨が降った。鹿児島県では、土砂災害の危険性が非常に高い状態が続いているほか、青森県でも土砂災害警戒情報が発表されている地域があり、厳重な警戒が必要。今後、前線が九州付近に停滞する影響で、九州ではあすにかけて、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降る見込みで、総雨量が多くなるおそれがある。大雨のメカニズムに詳しい、名古屋大学・横浜国立大学の坪木和久教授は「川のように上空に大量の水蒸気が流れ込む大気の川が、今回の記録的な大雨をもたらしたのではないか」と指摘している。
この後の全国の天気の見通しについて説明した。
参議院選挙の敗北を受けて開かれた自民党の両院議員総会。冒頭、石破総理大臣は、続投の意向を重ねて示した。両院議員総会の直前に話を聞いたのは、石破総理大臣に対して、速やかな辞任を求める要請書を提出した自民党の青山繁晴参議院議員らはきのう、林官房長官の事務所を訪れて、要請書を手渡した一方、派閥の政治資金パーティーを巡る問題を受けて解散した旧安倍派に所属していた稲田元防衛大臣は「今の自民党の体たらくの責任を執行部だけに押し付けるのは違う」と述べた。先月の両院議員懇談会は4時間半にわたったが、およそ2時間で終了。253人が出席し、35人が発言した。総会は冒頭を除いて非公開で行われ、出席者によると、石破総理大臣のもとで党の結束を呼びかける声の一方、総裁選挙の前倒しの実施を求める意見が相次いだという。
自民党の党則では、任期途中の総裁選には党所属国会議員295人と都道府県連の代表47人の総数の過半数172人の要求が必要とされている。ただ、その意思をどう確認するか、逢沢委員長は党則になんの規定もなく、自民党の歴史でも経験がないとしていて、今月下旬以降、本格的な検討を進めることにしている。森山幹事長は、総裁選挙が行われる場合の石破総理大臣の対応を記者団から問われたのに対して。総裁選挙の実施が決まったわけではないが、総裁選挙をどうするか、党内の意見集約が行われる見通しとなった。ただ、総裁の自発的な辞任によらない臨時の総裁選挙はこれまで例がない。仮に実施するとなっても、どのように行うか、詳細は決まっていないという。お盆休みなどを経て、地元の声や国内世論、党内情勢などを踏まえ、対応を判断する議員もいると見られ、総裁選挙の実施に向けた動きがどこまで本格化するかが焦点となる。
きのう発動された、日本に対する新たな関税措置。日米合意の内容が反映されず、一律15%が上乗せされる状況になっていたが、アメリカ側から大統領令を適時修正する措置を取ると説明があったという。きょうの日経平均株価はアメリカの関税措置を巡り広がっていた先行きの不透明感が後退したと受け止められ一時900円を超える大幅な上昇となった。赤澤経済再生担当大臣は日本時間けさにかけ、ワシントンでラトニック商務長官、ベッセント財務長官と相次いで会談した。記者会見ではアメリカ側の大統領令を修正するとの説明について行ったが、合意文書を作成しなかったことで、日米間の齟齬が出たのではないかと問われると「全く理解できない」と否定した。赤澤大臣はSNSに訪米の様子を投稿。会談した2人のアメリカ側閣僚との親密さをアピールした。
赤澤大臣のアメリカでの発表について自民党の小野寺政調会長は「今後もトランプ政権についてはひとつひとつ慎重に見極めながら合意を進めてほしい」と述べた。立憲民主党の野田代表は「先行き不透明感を払拭できない」と述べた。国民民主党の玉木代表はSNSに「大統領令が出される適時とはいったいいつなのか」と指摘。赤澤大臣は、大統領令を適時修正するのと同じタイミングで、引き下げのための大統領令が発出されることも確認したと説明した。自動車部品メーカーからは、一日も早い引き下げを望む声があがっている。日米通商交渉をかつて担当した外務省の藪中三十二元事務次官は。「今従来と違った政権と我々は付き合ってる」と述べ、相手に合意内容を実行に移す難しさが表れたともいえる。適時とはいつなのか、合意は着実に実行されるのか、不透明感を早期に払拭する必要がある。
政治団体NHK党の立花孝志党首が行った街頭演説やSNSの投稿などで、1月に自殺した竹内英明元県議会議員の名誉が傷つけられたとして、妻が名誉毀損の疑いで6月に警察に告訴状を提出したことを明らかにした。元議員は、兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題を調査する百条委員会の委員を務めていたが去年11月、立花氏は街頭演説で、元議員を名指ししたうえで、知事のことが嫌いだから、ありもしないうわさ話を意図的に作り出したなどと発言。元議員の妻は、このころから、うその話を作った黒幕だとか、責任を取れなどといった内容の郵便物やメールが届いたり、電話がかかってくるようになったりしたとしている。告訴状によると、立花氏は元議員について、去年12月、街頭演説で警察の取り調べを受けているなどと発言し、死亡した翌日にSNSに県警から任意の取り調べを受けていたと投稿したり、ネット上に配信した動画で逮捕される予定だったそうなどと述べたりするなど、虚偽の内容の発言や投稿で、元議員の名誉を傷つけたとしている。
日本維新の会の新たな共同代表を決める選挙が行われ、藤田文武前幹事長が選出された。藤田氏は44歳で衆議院大阪12区選出の当選3回の議員だ。
きょう正午ごろ、京都府京丹後市の海水浴場で、14歳の男子中学生と53歳の男性が溺れ、病院に搬送された。2人はサッカーチームの選手とコーチで、トレーニングの一環として海水浴場を訪れていた。生徒が海に流された履物を取りに行こうとして溺れ、助けに向かった男性も溺れたと見られるという。
全国の気象情報を伝えた。
夏の全国高校野球は大会4日目。ピッチャーの織田選手がタイムリーツーベースヒットで追加点。試合は4回途中雨が強まり1時間あまり中断。再開後、敦賀気比が満塁とする。横浜は完封勝利で2回戦進出。横浜5-0敦賀気比。
花巻東の先発は萬谷堅心投手。背番号17はあの大谷選手もつけていたことがある。萬谷は9回もマウンドへ、しかし満塁のピンチ。最後もストレートで抑える。156球の力投で完投。智弁和歌山1-4花巻東。
第4試合、高知中央2(8回表)1綾羽。あす5日目は4試合が行われる。
広島の広陵高校をめぐっては今年1月、複数の野球部員が下級生に対し個別に暴力を振るったなどとして高野連から3月に厳重注意を受けていることを明らかにしている。この事案とは別におととし、野球部の元部員が監督やコーチ、一部の部員から暴力や暴言を受けたという情報がSNSで広がっている。学校によると、事実関係を調べた結果、指摘された事案は確認できなかったという。元部員の保護者からの要望に応じ、今年6月、弁護士などで作る第三者委員会を設置し調査を進めているという。