アメリカは、日本や欧州などとともに、月面を持続的に探査する「アルテミス計画」を進めていて、再来年以降に、宇宙飛行士の月面着陸を目指している。日本時間10日、ワシントンで、NASAのネルソン長官と盛山文部科学相が月面探査に関する取り決めに署名した。NASAが日本人宇宙飛行士に、月面着陸の機会を2回提供し、探査活動を行う一方、日本側は、JAXAがトヨタなどとともに開発する有人月面探査車の運用にかかる費用などを負担して、協力することなどが盛り込まれている。これまで、月面に降り立ったのは、アポロ計画のアメリカ人のみで、日本人宇宙飛行士の月面着陸が実現すれば、日本の宇宙探査の新たな一歩となることが期待される。
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