ソニーフィナンシャルグループの石川久美子さんのドル円予想レンジは148.50円~149.90円。今日は予想を下ぶれした際のポジション調整のドル売り円買いの方が比較的反応として大きくなるとみているとのこと。注目ポイントは「地政学リスクの受け止め方」で、「為替市場では有事のドル買いとよく言うが、今回ハマスとイスラエルの衝突ではドル買いとはなっていない。地政学リスクが高まる局面において、為替市場の反応には段階があり、初動として起こりやすいのがポジション解消。買い戻しのエネルギーが蓄積されていて、今回いきない有事のドル買いに向かうほど深刻なことになるかまだ分からないということもあり、ポジション調整続報を待とうという反応になったものと考えられる」、「今後は今回の衝突がどの程度深刻化するかが焦点になる」と話し、今後の金融市場の注目点として、「アメリカとイランの関与」、「ホルムズ海峡への影響」を挙げた。