青木さんのプロの眼。テーマは「景気のソフトランディングをもたらす労働の新陳代謝の低下」で、「アトランタ連銀が公表しているGDPナウは昨年10-12月期は3.3%の実績成長だったが、これに続いて1-3月期もプラス2.9%と強いGDPの成長が予想されている。労働市場みると、求人件数は900万件程度と過去平均を大きく上回る水準で、失業者も3%半ばの低水準が続いている。市場ではソフトランディングシナリオをみてたが、米国経済は着陸すらしない。ノーランディングにいくのではといったシナリオも意識され始めてる。」、「雇用統計の数字は新しく職についた人と職を離れた人の差をみた雇用増加分。入職者と離職者数は大きく減少している。差し引きをみると、堅調な数字にみえるが、実際は中身は人の移動が低下し始めてる。また職種のミスマッチが拡大している。」、「労働者側が離職が少なくなってるので、企業としては将来の人材確保に備えていくと解雇しにくい状況が強まっている。」、「労働の新陳代謝の低下は賃金に影響もしてる。」などと話した。