株価の上昇はこのまま続くと見ていいのかなどについてSMBC日興セキュリティーズ・アメリカの尾畠未輝が解説。今後の金融市場は、完全な停戦が実現するまで引き続きボラタイルな展開が続くと思われる。ホルムズ海峡に関するサプライチェーンの混乱はすぐには収束しそうにないため、原油先物はアメリカによるイラン攻撃前の水準を大きく上回ったままで、さらなる下落には時間がかるとみている。株式市場にはまだ不透明感も続きそう。昨夜のアメリカとイランの停戦合意を受け安心感が広がったことで8日の株式相場は大幅に上昇して始まった。エネルギー株は唯一下落したが、資本財サービスや消費財サービス中心に幅広い銘柄が上昇した。ただ停戦は2週間の期限付きで、現地メディアは脆弱と報道するなど予断を許さない状況。それでもアメリカとイランが交渉のテーブルに乗ったのは紛争が終結に向かう方向といえる。停戦合意を受け市場の利下げ観測が再び高まり始めている。短期金融市場では約40パーセントの確率で年内の1回利下げが織り込まれるようになった。中長期ゾーンも総じて金利が低下し、米10年債利回りは一時4.22パーセントまで低下。
