セブン&アイホールディングスはきのうの会見で、井阪隆一社長が退任し、後任に筆頭独立社外取締役を務めるスティーブン・デイカス氏が就任すると発表した。デイカス次期社長は「我々は少し勢いを失っている。市場シェアを一部失った事実を謙虚に受け止めなければならない。投資するスピードを上げる必要がある」などと述べ、カナダの大手コンビニ・アリマンタシォンクシュタールからの買収提案について「この提案が企業価値を高めるかどうかは私にもわからない」とした。その上で、クシュタール社との協議は続ける考えを示す一方、「他の機会も模索し続ける」と含みを持たせた。