イランは1979年のイスラム革命以降、シーア派による政教一致の体制で当時の最高指導者はホメイニ師。1989年から最高指導者となったハメネイ師は革命防衛隊の司令官や大統領などを歴任したのち選出された。トランプ大統領はこうしたイランの体制転換に言及している。こうした中、ハメネイ師は3人の後継者を指名している。一方、イランから亡命してアメリカで生活をしているパーレビ元皇太子はフランスで会見を開き、攻撃を受けるイランの状況を念頭に「政権交代が唯一の究極的な解決策だ」として、国民や国際社会に体制転換の必要性を訴えた。慶応義塾大学・田中浩一郎教授はパーレビ元皇太子について「全く相手にされていない。イラン国民に向けて訴えているはずなのに英語で話している」などとスタジオでコメント。ホルムズ海峡が閉鎖になると日本にも影響が出るというが、イランとアメリカはどうやって合意にまとまっていくのかという問いに、田中教授は「アメリカの考えはほとんど交渉ではなく最後通牒と全面降伏」とコメント。イスラエルはまだガザも攻撃を続けていて、死亡者は5万5000人を超えた。