スイスの山間部を上っていく電車。クロディーヌは毎週火曜日、白いドレスを着て山にやって来る。向かうのは1軒のホテルだ。クロディーヌは外国人客を誘い、その場限りの関係を重ねている。クロディーヌは服の仕立てで生計を立てている。息子のバティストをクロディーヌは支え続けてきた。クロディーヌはバティストに父親から手紙が届いたと読み聞かせている。しかし、その手紙はホテルの客から聞き出した話をもとに彼女が書いたものだった。ある日、クロディーヌはミヒャエルと運命的な出会いをする。クロディーヌと自らの人生とが重なり関心を寄せる。クロディーヌはミヒャエルとの時間を心待ちにするようになった。濃密な時間を過ごし帰りが遅れる事も。そんな中、クロディーヌはミヒャエルからアルゼンチンに一緒に来ないかと誘われる。