痛みを感じず乳がんを発見する世界初のマンモグラフィにリチウムイオン電池が爆発する原因ともなる電気の漏れを発見する装置。数学の未解決問題を解き、見えないものが見えるという物体内透視技術を開発した神戸大学教授・木村建次郎(Integral Geometry Science CEO)は2012年、神戸大学内にスタートアップ企業IGSを設立。約30人の社員には学生時代に木村から学び、入社を決めた教え子たちも少なくない。難問を解き明かし、壁を突破するにはトップレベルの人材が欠かせないため、待遇も破格。数学の力であの煩わしさを解消し、そして世界を守る。