物価の上昇が続消費者の節約意識が高まる中、流通王手はプライベートブランドの値下げや拡充を進めている。イオンは9日から自社ブランド「トップバリュ」の75品目をおよそ10円から220円値下げする。サラダ油や冷凍食品など購入頻度が高い商品が中心。プライベートブランドは生産や物流を効率化できるほか包装などの簡素化や広告宣伝費を減らすといったコスト削減が図れるため価格の維持につなげようと各社が力を入れている。セブン&アイホールディングスの「セブン・ザ・プライス」はキャベツの端材などを活用したギョーザや製造過程での形や割れの選別を省略したせんべいなど20品目を新たに発売した。今年度中に更に60品目ほど加える方針。