長崎に原爆が投下されてきょうで79年。平和祈念式典が行われる長崎市の平和公園には早朝から市民が訪れて手を合わせた。市民は「長崎を最後にしたい強い思いがある」「ぜひ全世界の人たちに長崎の被爆の状況を見ていただければ」と話す。式典には各国の代表なども参加するが、長崎市はイスラム組織ハマスと戦闘を続けるイスラエルの駐日大使を招待せず。これを巡り、G7主要7か国のうち、日本を除く米国や英国など6か国と、EU(ヨーロッパ連合)の東京に駐在する大使らは、連名で懸念を示す書簡を長崎市の鈴木市長に送り、式典への参加見合わせを表明した。鈴木市長は、招待しなかった理由について、“政治的な理由で招待していないわけではなく、平穏かつ厳粛な雰囲気の下で式典を円滑に実施したいという理由だ”と説明している。平和公園では午前10時45分から平和祈念式典が行われる。原爆が炸裂した午前11時2分に黙とうをささげ、犠牲者を追悼する。