WHO(世界保健機関)は2日に砂糖入り飲料やアルコール飲料、たばこに増税などで2035年までに価格を50%引き上げるよう強く求めたという。WHOの発表によると年間死亡者数は喫煙で700万人以上、飲酒で260万人以上、糖尿病や腎臓病で200万人以上が亡くなっているという。各国が価格を50%引き上げたら、今後50年間で5000万人の早期死亡を防ぐことが可能だとしている。WHOが推奨している砂糖の摂取量は1日25gまで。国際ジャーナリスト・大野和基氏に聞いた。これまでもWHOは「推奨」や「提言」というトーンで発表は行ってきたが、今回は「強く求める」という表現で各国に価格の引き上げを求めている。2018年、イギリスは砂糖税を導入。2022年までに45カ国が導入している。