今月2日、メキシコで大統領選挙があり、歴史上初めてとなる女性大統領が誕生する。ただ、メキシコ社会ではいまだ男性優位主義の考え方が根強くあり、大きな格差が横たわっている。女性は安全や生活の面で厳しい立場に置かれてる。こうした中、首都・メキシコシティから女性が住みやすい国に変えていこうという取り組みが始まり、注目を集めている。
メキシコシティにあるイスタパラパ地区は、メキシコシティの中で最も治安が悪い場所の一つともいわれ、特に男性による女性への暴力や誘拐などが多発していた。そこで行政が取り組んだのが、街のイメージを明るくすることだった。アーティストに依頼し、壁や屋根に描いた作品はおよそ1万点。女性を大切にする街であることを全面的に打ち出した。さらに地区では130か所以上の通りに街灯を設置。夜でも女性が安心して歩けるよう整備した。治安対策だけにとどまらない。地区内に10か所以上、女性支援の拠点にするため、コミュニティセンターを建設した。低価格のコインランドリーや、持ち帰りの食事も格安で購入することができる。さらにスパで無料のめい想セラピーまで受けられる。施設には家庭内で夫などから虐待を受ける女性の相談に応じるため、カウンセラーが待機している。
メキシコシティにあるイスタパラパ地区は、メキシコシティの中で最も治安が悪い場所の一つともいわれ、特に男性による女性への暴力や誘拐などが多発していた。そこで行政が取り組んだのが、街のイメージを明るくすることだった。アーティストに依頼し、壁や屋根に描いた作品はおよそ1万点。女性を大切にする街であることを全面的に打ち出した。さらに地区では130か所以上の通りに街灯を設置。夜でも女性が安心して歩けるよう整備した。治安対策だけにとどまらない。地区内に10か所以上、女性支援の拠点にするため、コミュニティセンターを建設した。低価格のコインランドリーや、持ち帰りの食事も格安で購入することができる。さらにスパで無料のめい想セラピーまで受けられる。施設には家庭内で夫などから虐待を受ける女性の相談に応じるため、カウンセラーが待機している。