イスラエルとイスラム組織ハマスの間の停戦などに向けた協議が難航する中、米国が仲介国のカタールに対して、首都ドーハにあるハマスの活動拠点を、国外に退去させるよう求めていたことが明らかになった。バイデン政権の高官が8日、NHKの取材に対し答えたもので、ハマスの指導部は「もはや米国のパートナー国の首都で歓迎されるべきではない」などとしている。ロイター通信によると、カタールは10日ほど前に、米国の要求をハマスに伝えたものの、ハマス側はカタールから通告があったことを否定しているということで、今後の協議にどのように影響するのか注目される。