世界最大の民主主義国インドの総選挙。インドの下院総選挙は小選挙区制で、全545議席のうち大統領が指名する2議席があり543議席を選挙で選ぶ。選挙費用もケタ違いで、エコノミストによると2019年のインド総選挙の費用は推定1兆3000億円の費用がかかっているとされている。米国大統領選にかかる費用は約1兆5000億円〜約2兆5000億円とみられているため、今回の総選挙の費用は11月の米国大統領選を上回る可能性がある。また1候補が2選挙区出馬することもでき、1候補が2議席を獲得した場合には当選候補が選挙区の議席を自ら選択し、選ばれなかった選挙区は補欠選挙を行って議員を決める。インドの選挙権は18歳以上で、電子投票機を使って選びたい候補者と政党を示すマークの横にあるボタンを押して投票する。これはインドの識字率が約75%のため、読み書きが出来ない人たちでも投票できるように電子投票や政党マークを使う。インドでは670の政党があり、候補者も多数いるため様々な馴染のあるマークを選挙管理委員会が用意している。
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