インバウンドを象徴するニュースとして度々取り上げられた富士山が見えるコンビニ。富士山とコンビニを一緒に撮った写真が映えると外国人観光客が殺到しているが、危険な横断など迷惑行為が後を絶たず、町が設置した目隠しの黒幕も話題に。今年5月には車道への飛び出しやポイ捨てなど迷惑行為が深刻化。町が警備員を増員し対策に乗り出したが状況は改善せず、見えなくするため黒幕を設置した際には国際的ニュースになった。黒幕の設置で観光客が減少したが、1週間も立たずに複数穴が開けられる事態に。その後、景観に配慮し茶色の幕に張り替えられると、8月には台風対策のため幕が撤去された。幕がなくなると再び外国人観光客が増加。町はきょうコンビニ側の歩道に高さ80cm、長さ3mの柵2つを新たに設置した。近くの横断歩道の利用を促すため、今月24日に横断歩道を緑と白に塗り替える予定。きょうは約10分間で少なくとも5人の危険な横断が目撃された。コンビニの反対側の道には複数の柵で横断できなくなっているが、コンビニの駐車場を大きく塞がないように3mの柵が2つしかない。町の担当者は「反対側の歩道にある柵と互い違いに設置することでまっすぐ渡ることを防ぐためあの場所に設置した。店前の柵を延長させることについてコンビニ側と協議中」と説明している。