急性呼吸器感染症、いわゆる風邪が来年4月から5類感染症に分類される。厚生労働省は「新たな感染症をいち早く見つけ出すため」としている。5類に分類することで特定医療機関による定点観測が可能になるため未知のウイルスを見つけやすくなる。医療機関は報告数が膨大となり負担が大きくなる可能性が。名古屋大学医学部付属病院救急科長・山本尚範が「未知の急性呼吸器感染症が出てきたときにいち早く見つけて次のパンデミックを防ぐというのが今回感染症に入れる話が出てきた背景」などコメント。また患者は治療費などの面で変わることはないが、医療機関の負担は増えるとし、その負担を減らすためのデジタル化を進めることに期待した。