米・トランプ次期大統領は30日、FBIの新たな長官に第1次トランプ政権で国防総省高官を務めたカシュ・パテル氏を起用すると発表した。パテル氏は熱烈なトランプ氏の支持者で知られ、トランプ氏への捜査を強く批判してきた。トランプ氏はパテル氏について「FBIに誠実さ、勇敢さ、高潔さを取り戻すために働くだろう」と強調している。さらにトランプ氏は1日、中東問題担当の上級顧問にレバノン系米国人の実業家・ボウロス氏の起用を発表。ボウロス氏はトランプ氏の娘・ティファニー氏の夫の父親だという。トランプ氏はこれまでにも長女・イバンカ氏の夫の父親で実業家のチャールズ・クシュナー氏を駐フランス大使に起用する人事を発表していて、親族からの起用が相次いでいる。